K10（ケイ10）は、金の合金の一種で、10金とも呼ばれます。これは、金の含有量が約41.7%（10/24）であることを示しています。残りの58.3%は、他の金属（通常は銀、銅、ニッケルなど）で構成されており、これにより金の特性や色合いが変わります。K10は、ジュエリーやアクセサリーに広く使用されており、その手頃な価格と耐久性から人気があります。

K10の特徴の一つは、その色合いです。K10は、合金に使用される金属の種類や割合によって、さまざまな色合いを持つことができます。例えば、銅を多く含む場合は、温かみのあるローズゴールドの色合いが得られ、銀を含む場合は、ホワイトゴールドとして知られています。このように、K10はデザインの幅が広く、さまざまなスタイルのジュエリーが作られています。

K10は、純金（K24）やK18に比べて硬度が高く、日常的に使用するジュエリーに適しています。純金は柔らかく、傷がつきやすいため、リングやブレスレットなどのアクセサリーには不向きですが、K10は耐久性があり、長期間美しさを保つことができます。このため、カジュアルなデザインのジュエリーや、日常使いのアクセサリーとして人気があります。

また、K10はアレルギーのリスクが低いことも魅力の一つです。特にニッケルを含まないK10は、敏感肌の人にも適しており、安心して着用できます。これにより、幅広い層の人々に支持されています。

K10の価格は、金の市場価格に影響されますが、一般的にK18やK24よりも手頃な価格で入手できるため、コストパフォーマンスが良いとされています。