コーチは1941年、マンハッタンで生まれました。ブランドが生まれたばかりのころは、コーチという名前ではなく「マンハッタンレザーバッグズ」というブランド名でした。名前が違っているのは驚きですが、分かりやすく伝わりやすいブランド名ですよね。しかも身内で経営している比較的小さな企業だったと言います。それをここまで世界的に有名で人気のブランドの成長させるとは…すごいですね。

マンハッタンレザーバッグズは、そもそも革職人数人で立ち上げたブランドです。創業当初の会社は華やかさとは無縁な倉庫での起業でした。しかも革製品の請負業だったのです。しかし確かなものづくりが徐々に認められ、ニューヨークで認知されるようになっていきます。コーチの成長ストーリーはまだまだ続きます！

さて、コーチは野球のグローブと同じ革で作ったバッグを売ることで知られています。当初は、野球のグローブを作る方法にヒントを得てバッグを作っていました。マンハッタンレザーバッグズに転機が訪れたのは1979年のことです。ルーフランクフォートという人がCEOになったことで、コーチは一介の革製品会社から徐々に国際的ブランドで成長します。ルーフランクフォートはニューヨーク市庁で10年働いた経歴を持つ実業家です。ブランドの成長には、常に新しい人材と新しい経営手法が欠かせないですね。