ベース（ベースギターまたはエレクトリックベース）は、バンドや音楽アンサンブルにおいて低音域を担当する重要な楽器です。主にリズムとハーモニーの土台を支える役割を持ち、ドラムと連携してリズムセクションを形成します。ベースはギターに似た形状をしていますが、弦は通常4本で、チューニングはギターよりも1オクターブ低く設定されています。5弦や6弦などのモデルも存在し、より広い音域に対応できます。

演奏方法としては、指弾き（フィンガーピッキング）やピック弾き、スラップ奏法などがあり、ジャンルや曲調によって使い分けられます。ロック、ジャズ、ファンク、ポップス、R&Bなど、あらゆるジャンルで使用されており、その音色やリズム感が楽曲全体の雰囲気に大きく影響を与えます。

エレキベースはアンプに接続して音を出すため、音量や音色の調整が容易で、ライブ演奏やレコーディングにも適しています。ベースは一見地味に思われがちですが、演奏の安定感やグルーヴ感がバンド全体の完成度を左右する、まさに縁の下の力持ち的存在です。