創業当初は皮革製品店としてスタートしましたが、当時アメリカで流行していた毛皮に着目し、ハンドバッグ店とファーの工房からなるフェンディ ブティックの第1号店がオープンし、瞬く間に成功をおさめました。

ローマの馬具職人から受け継いだ技巧を駆使した、ハンドメイドバッグ「セレリア」の全コレクションを発表します。

「クオイオ ローマ」と呼ばれる柔らかな上質のグレインレザーに、一つひとつ手作業で孔をあけてハンドステッチを施した、フェンディを代表するユニークなバッグが誕生しました。

1969年には皮コートのプレタポルテを発表します。

ラガーフェルドはこのときに、40年代からコートやバッグの裏地として使われていた「ダブルF」の柄を表側に使うことを提案し、ここから有名な「ズッカ柄」が誕生しました。

2000年代前半までは女性向けのアイテムが多いイメージでしたが、最近ではメンズアイテムのラインナップも多く、男性からの人気も高まっています。