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ダイヤモンドの婚約指輪の起源は１５世紀ごろハプスブルク家のマキシミリアン大帝とブルゴーニュ公国シャルル勇胆公の娘であるマリアが婚約する際にダイヤモンドの婚約指輪が贈られ、これが史実に残る最初のダイヤモンドの婚約指輪とされています。婚約の際に指輪を贈る習慣は、古代ローマ時代には既に存在して

いたといわれています。紀元前3世紀くらいには、婚約指輪は婚約が成立したことのあかしとして用いられる

ようになり、花嫁は未来の夫に対して純潔を守る義務が発生したとされます。これを破ってしまうと、法的な責任も問われた。初期の婚約指輪は鉄製で、後に金で作られるようになりました。男性が自分のイニシャルを指輪に彫り、それを女性に贈るといった習慣。日本人で初めて西洋的なジュエリーを身に着けたのは、志倉常長とされています。着用したのはルビーの指輪だったそうです。常長は１６１２年に、藩主だった伊達政宗の命で、慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパに向けて出港しました。欧州へ向いる時点で日本国内ではキリスト教の弾圧が始まり、そのことが遠因となり、欧州での通商交渉は不調に終わるなど、キリシタンとして洗礼を受けていた常長にとっては受難の旅路でした。帰国時には禁教令が出ているなど出国時とは状況がガラリと変わっており、そんな中で常長は、帰国から2年ほどで息を引き取ったと言われています。仙台市博物館に所属されている志倉常長の肖像画には、左手薬指に指輪が描かれており、その着用の意図としては、装飾品という位置ずけではなく、宗教儀礼的な一面があったと推測されています。また、ダイヤモンドが日本に紹介されたのは、出島での交易を除くと１７６３年になってからが最初で、蘭学者の平賀源内らによって湯島で開催された物産会に出品されたものがそれでした。当時はダイヤモンドではなくデヤマンと呼ばれていたそうです。以降、ダイヤモンドの認識が一般に広まる過程で、その名称は日本人になじみのある、仏典のなかで最も固いとされるこ金剛から金剛石と呼ばれていきましたが、この時点ではデヤマンだったそうですただこの時のダイヤモンドは、未加工の原石であった可能性が高いそうです。

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