シャネルの創業は今から100年以上前の1910年にさかのぼります。その前年であった1909年にパリで帽子のアトリエを開設した彼女は、シャネル・モードという名前をつけた帽子専門店を開店しました。

その後帽子に限らず香水、ドレスなどの様々な作品を生み出し続け、成功を収めます。

しかしその昔、シャネルのアクセサリーは、ティファニーなどのいわゆるハイブランドジュエリーとは異なっていました。シャネルのコスチュームジュエリーは擬似真珠や金メッキなどを多用し、価格を抑えて販売することができたために、本物を買うことができない人々に非常に人気がありました。

しかしその後1939年、第二次世界大戦によりブティックを閉鎖しました。なんとか香水やアクセサリー事業だけは継続をし終戦後ブティックを再開しますが、フランスでの人気は低迷してしまいます。しかしマリリン・モンローがシャネルの香水を愛用していたことから、アメリカでの評価が高まり、世界的にも高い評価を受けるようになります。

現在シャネルはハイブランドとして有名で、世界中の女性から支持されています。その理由の一つがシャネルの商品には、メンズがありません。

厳密に言うとメンズはあるのですが、あくまで「女性から男性への贈り物」という想定で販売されています。ここまで徹底してレディースにこだわるのは、シャネルのコンセプトの現れと言えるでしょう。