そもそもダミエ柄とは何でしょうか？

ダミエというのは、細かい格子柄で、2色のコントラストが特徴のシンプルなデザインのことです。

モノグラムデザインと並ぶルイ・ヴィトンの二大巨頭とも言える、代表的なデザインです。

実は日本の市松模様から着想を得たと言われています。

同じルイヴィトンのデザインであるモノグラム柄が、日本の家紋からヒントを得たことを考えると、ルイヴィトンはかなり日本に影響を受けてることが分かりますね。

ダミエデザインの歴史は古く、1888年に生まれたデザインで、当時はルイ・ヴィトン唯一のデザインでもありました。

しかしそのシンプルなデザインが仇となり、ダミエはコピー品が多く出回ってしまいました。

大量に出回ったコピー品が原因でその後は廃盤となってしまいましたが、モノグラム生誕100周年を記念して復刻され、今ではモノグラムに並んでルイ・ヴィトンの顔を務めるデザインになっています。

ダミエ柄が復刻された10年後に発表されたダミエ・アズールの後を追うように、さらに2年後、ダミエ・グラフィットが発表されました。

淡いブルーとクリーム色を基調とした、非常に可愛らしいデザインのダミエ・アズールは、女性に高い人気を誇りました。

カジュアルなシーンからフォーマルなシーンまで、幅広く活用できるというデザイン性の高さも人気の1つです。

その後発表されたダミエ・グラフィットは、女性向けだったらダミエ・アズールとは裏腹に、男性をターゲットにしたクールでスタイリッシュなデザインが特徴的です。

ルイ・ヴィトンは主に女性をターゲットにしたデザインが多く、数少ない男性向けのデザインであることから、男性から根強い人気を誇っています。

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